田辺聖子が川柳愛で残した著書「道頓堀の雨に別れて以来なりー川柳作家・岸本水府とその時代」があります。
記憶に間違いなければその中に、内藤凡柳の川柳を引用したかもかのおっちゃんへの弔辞が紹介されています。
「4人の子 育つ歌手も 選手もなし」がその句
4人の子を育てたが美空ひばりや長嶋茂雄のような天才は出なかったと、それは欲張りな、いや実はやっぱり平凡が一番ということを詠う凡柳のこの句を田辺聖子は同じく4人の子を育て上げた感慨として採り上げます。親としては期待もしたのだけれど、まあとにかく育ってくれた、親としての務めもなんとか果たせたという思いを代弁する句として彼女に大事な局面で引用されたのでしょう。
凡柳は伯父。本当に物静かな人でお弟子さんからも親類縁者からも慕われていました。
(内藤元晴 記)
記憶に間違いなければその中に、内藤凡柳の川柳を引用したかもかのおっちゃんへの弔辞が紹介されています。
「4人の子 育つ歌手も 選手もなし」がその句
4人の子を育てたが美空ひばりや長嶋茂雄のような天才は出なかったと、それは欲張りな、いや実はやっぱり平凡が一番ということを詠う凡柳のこの句を田辺聖子は同じく4人の子を育て上げた感慨として採り上げます。親としては期待もしたのだけれど、まあとにかく育ってくれた、親としての務めもなんとか果たせたという思いを代弁する句として彼女に大事な局面で引用されたのでしょう。
凡柳は伯父。本当に物静かな人でお弟子さんからも親類縁者からも慕われていました。
(内藤元晴 記)
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